こんにちは。子ども教育キャンバスのハルです。
留学生活は、気づかぬうちに「緊張の連続」だったりしませんか?
言葉も文化も違う場所で、毎日、気を張りつめて過ごしている。リラックスできるのは家の中だけ…
そんな感覚、あるあるですよね。でも、実は「ちょっと外に出る」「カフェに足を運ぶ」ことが、心のリセットや気分転換にとても効果的なのをご存知でしょうか?心理学では、カフェの適度な雑音が脳をほどよく刺激してくれたり、周りに勉強や仕事をしている人に囲まれることで「よし、やってみよう」と背中を押されるような感覚が生まれることも。
…とはいえ、ハリファックスにある個人経営のカフェってこじんまりしていてちょっと入りづらい印象…そこでこの記事では、私が実際行ったことのあるカフェの中から賑やかすぎず、静かすぎない、「ちょうどいいリラックス空間」を提供してくれるカフェをご紹介します。子どもたちが学校に行っている間や休日の小一時間、ひとり時間が欲しい、そんな風に思ったときの心の休憩場所を探すきっかけになればうれしいです。
留学中にカフェへ行くことの心理的効果
カフェに行くことには、次のような心理的メリットがあると言われています。
1. 適度な雑音による脳の活性化(カフェノイズ効果)
カフェのように人の話し声や食器の音が程よく混じった「適度な雑音」は、完全な静寂よりも脳を活性化し、集中力や発想力を高めると言われています。これを「カフェノイズ効果」と呼び、心理学でもその効果が報告されています。(Mehta, Ravi, et al. "Is noise always bad? Exploring the effects of ambient noise on creative cognition." Journal of Consumer Research 2012.、 The Atlantic)
2. 他人の存在によるやる気スイッチ(社会的促進効果)
周囲にパソコン作業や読書をしている人がいる環境では、自分も「頑張ろう」と背中を押される感覚を得やすくなります。これは「社会的促進効果」と呼ばれ、人の目があることで行動意欲が高まる現象です。(University of Virginia Darden School of Business、 Darden News)
3. 環境を変えることでリフレッシュできる(スイッチング効果)
家や学校、職場など、同じ場所にいると気分もマンネリ化しがち。場所を変えることで気持ちにメリハリがつき、心身ともにリフレッシュできます。カフェに行くことは、外に出るだけで「リセット」になる小さな行動です。( Atlassian Blog)
4. 心理的な安定を提供
カフェが家庭・職場以外のリラックス空間として心理的な安定を提供すると言われています。("Third places and mental well-being: Exploring the relationships in urban environments." ScienceDirect, 2022.)
留学生活では「自分を整える時間」も大切です。カフェ代は、単なる飲み物代ではなく、心をリセットし、自分にエネルギーをチャージするための「小さな投資」と言えそうです^^
ではさっそく行ってみてリラックスできたカフェをご紹介していきます。すべてダウンタウンハリファックスエリアにあります。
ハリファックスダウンタウンの賑やかすぎず、静かすぎないカフェリスト
1. Trident Booksellers & Cafe Halifax
トライデントは1992年にオープンした、HalifaxのSouth Endにあるコーヒーハウス、ティールーム、スペシャルティコーヒーの焙煎所、中古コーヒーショップです。古本屋さんでもあります。訪れたときは、新聞を読むおじいちゃん、パソコンをひらいて課題をする学生、とても静かなカップルがいました。
Wifi接続:スムーズ。パスワードを入力するタイプ。
客層:本好きで、ものしずかな人が集まる
コーヒー:しっかりしたコーヒーの味で美味しかったです!カフェラテ 5ドル
たまに賞味期限に近いケーキが$1.5と安く売られています。Armond Cake を試してみたらオレンジのような柑橘系ピールが入っており美味しかったです!!
Trident Booksellers & Cafe Halifax
2. Rabbit Hole Cafe
ウェディング、イベント、パーティー用のデザートを提供しているカフェです。ケーキのデザインを持ち込んでオリジナルケーキをつくってもらうこともできます。ケーキは砂糖、油脂、バター不使用、その日の生クリームや季節のフルーツなど、新鮮な素材を使用しているそうです。店内の様子は、しゃべる人はヒソヒソ声、勉強か読書をしに来ている人が多い、席と席が比較的開いている・または席数が少ない・そして店員さんが静かでした!笑
Wifi接続:時間がかかりました。パスワード不要でつながりました。
客層;繁華街近くということもあり学生がパソコン作業をしている姿が目立ちました
味:ケーキはバタークリームではなくて生クリーム。日本で食べる味に近かったです!チャイが3ドル、スイスロールが4.5ドルでした。
Rabbit Hole Cafe
3. Tea for Turtle teahouse
ダウンタウンハリファックスの住宅街にある、静かな雰囲気のこじんまりとしたカフェです。店内に設置された垂直水耕栽培システムで、新鮮なハーブを育てているのが特徴です。メニューは全てベジタリアン対応。中東の伝統的なパン「マヌーシュ」(薄いピザのような生地にハーブやオリーブオイルを塗って焼き上げたもの)や、注文を受けてから焼き上げるパンで作るラップサンドイッチ、「メッザ」(中東の前菜の総称)各種、エキゾチックなサラダなど、どれも店内栽培のフレッシュハーブを使用しているとのこと。
ドリンクメニューも充実していて、厳選された茶葉を使用した紅茶やアイスティー、自家製レモネード、本格的なチャイマサラ(スパイスをブレンドしたインドのミルクティー)、挽きたての豆で入れるエスプレッソドリンクなど、幅広い選択肢があります。ゆったりとした時間を過ごせる素敵な空間でした。
Wifi接続:スムーズです。
客層:パソコンで勉強する人、仕事する人、会話する社会人など様々です。
特徴:コーヒーに加え、ビーガンメニューが豊富、約30種類の茶葉から選んでティーを作ってくれます。(4.99ドル)茶葉や茶器を買うこともできます。
※6時閉店と営業時間が短めです。
Tea for Turtle
4. Sugar Marmalade (Halifax) 糖记甜品
ダウンタウンの中心地にある、スイーツレストランです。かき氷、ワッフル、タピオカドリンク、タピオカ・白玉・マンゴーソースなどを使ったアジアンスイーツを数多く取り扱っています。スイーツはトッピングの種類が豊富で選ぶのが楽しいです。たこ焼きや唐揚げ、丼物、うどんといった食事のラインアップもあり、親近感が湧く味付けになっています。店内が広く、1つ1つのテーブルが大きめなのでゆったりできるのが特徴。
Wifi接続:スムーズです。
客層:パソコンで勉強する人、スイーツを楽しむ家族や友達を見かけます。
特徴:コーヒーに加え、ビーガンメニューが豊富、約30種類の茶葉から選んでティーを作ってくれます。(4.99ドル)茶葉や茶器を買うこともできます。
Sugar Marmalade (Halifax) 糖记甜品
まとめ
リラックスできるカフェを「自分のお気に入りスポット」として持っておくことは、留学生活における心のメンテナンスになると思います。家や学校だけではなく、「自分を整えるための第三の場所」をぜひ見つけてみてください。
リラックスした空間で、
- 思い出を振り返ってジャーナリングしたり
- お友達とゆったりおしゃべりしたり
- 日本の家族や友人にメッセージを書いたり
- これからの留学生活に向けて少しだけ立ち止まってみたり
そんな時間を過ごしてみるのも、きっと素敵な体験になるはずです^^