カナダで働く

ハリファックスの語学学校・カレッジを経て永住権申請した話

現在はカナダとして保育士としてフルタイムで働いていますが、帰国子女でも、外資系企業に勤務していたわけではありません。そんな私がどうやって、現地に到着してから1年半で仕事を得て永住権申請をできたのかを紹介します。ちなみに記載されている金額は当時のレート(1ドル90円!)です。

渡航時のスペック:30代後半(セカンドワーキングホリデー対象外)、ノンネイティブIELTSオーバーオール6.0、広告・出版会社に10年勤務、子ども3人と夫で渡航

渡航前にIELTSの勉強を頑張る(アカデミック・オーバーオール6.0取得)

留学後は子どもたちのサポートで英語の勉強ができるとは思っていなかったので、できるだけ渡航前に英語力を上げておこうと思い頑張りました。英語4技能試験のIELTSのAcademicのテストを2回受けました。IELTSはカナダではTOEFLと並ぶメジャーな英語力を測る指標で、カレッジや大学・大学院に進学するときに求められます。(英検の認知度は基本的に日本国内のみです)。大学時代にTOEIC830点を取得したものの、10年以上のブランクがあったので、結構時間がかかりました。Speaking、Writingはマイチューターというオンライン英語を活用しました。

語学学校CLLCの最上位クラスに入学

語学学校はハリファックスにあるCLLCに通いました。入学時点でIELTS6.0(Academic/Over All)があったのでそこを評価されて語学学校の一番上のクラスに入ることができました。

ハリファックスの語学学校CLLC

https://www.cllc.ca/(英語サイト)

※直接申し込むよりもエージェントさんを通したほうがディスカウントがきく場合があります。ご希望の方は私がお世話になったエージェントさんを紹介しますのでご連絡ください。この方なしにはカナダ移住は叶いませんでした!

永住権を目指すためにCLLCのカレッジ進学コースを受講(3ヶ月)

カナダで永住権を取得するなら現地カレッジを卒業して就職するのが手堅いと言われています。そこでCLLCのPathwayプログラムという「このプログラムを修了したらIELTSのスコア不要でカレッジに進学できますよ」というコースに移籍しました。ここではIELTS6.5相当を目指すボキャブラリーの習得やアカデミックエッセイライティングなどを勉強しました。

カレッジに通う(1年間 保育実習1ヶ月✕4回、その他は座学)

ノバスコシア州ではEarly Childhood Educator(ECE)という、日本でいう保育士さんとして働くと永住権申請がし易いことが分かったので、ECEプログラムのあるCBBCというプライベートカレッジへの入学申し込みをしました。

ECEプログラムのあるカレッジには公立と私立があったのですが、公立カレッジは満員で数年待ちだったので、CBBCという私立のカレッジへ進学しました。公立は2年プログラムでしたが、CBBCは1年間に2年分の内容を凝縮したプログラムだったので毎日8時半〜4時の授業や実習がありました。費用を1年分(約150万円)に抑えられたのでリーズナブルなほうだと思います。

CBBC carrer collegeのECEプログラム

 

就職・永住権申請 (ノバスコシア州推薦プログラムを利用 永住権承認待ち ※2023年時点)

私立カレッジは公立とは違い卒業後のビザは保証されていません。なのでビザサポートをしてくれる保育園を探し就職活動をしました。その結果、比較的組織がしっかりした保育園に内定をもらうことができ、保育士仕事をスタートすることができました。永住権というと、一般的にはエクスプレスエントリーといって、1年以上の就業期間が永住権申請の条件になるのですが、ノバスコシア州推薦プログラムはジョブオファーをもらえればすぐに永住権申請のプロセスをスタートできるので、就職・永住権申請を同じ年にすべて済ませることができました。

ちなみに、永住権申請は現地に住むビザコンサルタントさんにお願いしました。理由は、夫婦フルタイム勤務で調べ上げる時間を捻出できない・3人の子育てに集中したかった・間違いなくスムーズに申請を進めたかったからです。永住権の代理申請費用は家族5人分トータルで4000ドルほどでしたが、今のところ順調に進んでいます。

私のまわりには自力で申請している人もいましたが、どの方も英語が得意(IELTS6.5以上)、過去に長期留学のビザ申請経験がある、リサーチや事務処理が苦ではなくむしろ好きな人といった印象です。

ノバスコシア州推薦永住権プログラム

International Graduates in Demand

https://novascotiaimmigration.com/move-here/international-graduates-in-demand/(英語サイト)

まとめ

私たちはカナダ・ハリファックスに来てから2ヶ月くらいで永住権を目指すことを決めたのですが、永住権を目指すまでの費用や期間を短縮できたのでカナダに来る前に英語を勉強しておいてよかった!と思いました。なおCLLCへは1年分の学生ビザを申請するために10ヶ月分の学費を払っていました。(当時は、10ヶ月通学の場合は1年分の学生ビザが出ました)CBBCへの進学を決めたことで、3ヶ月半しか在籍しなかったので残りの学費分(約55万円)は同じ語学学校へ通う夫へ付け替えてもらいました。語学学校を比較する場合は、返金が可能か・配偶者も語学学校に通う場合付け替えが可能かも事前に確認しておくとよいと思います。なお、返金規則は入学時の契約書に記載されていますが、基本的に返金はされません。

語学学校のPathwayプログラムですが、語学学校によって提携先のカレッジが違う場合があるので、カレッジ進学・永住権も視野に入る方は日本から語学学校を決めるときに提携先のカレッジを確認しておくことをオススメします。

お金と時間を大切にしながら留学・移住を目指す人の参考になれば幸いです!!

  • この記事を書いた人

Haru

2021年秋にカナダ・ハリファックスへ家族5人(未就学児〜小学高学年の子ども3人と夫)で移住。語学学校とカレッジを経て、2023年より現地のデイケアでECE(保育士)としてフルタイム勤務。2024年春に永住権取得。 当ブログ「子ども教育キャンバス」では、カナダハリファックスを中心とした生活情報や子育て関連情報を現地からお届けしています。 子どもを連れて日本を飛び出し、海外でゼロから生活基盤を立ち上げて暮らすことは、真っ白なキャンバスに絵を描いていくようなもの。このブログを通して一人ひとりが思い描いた生活を実現できるお手伝いができると嬉しいです!

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