雪がふり、小学校が休校になった日の公園。地面はツルツルです。

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カナダ・ハリファックスの冬は極寒?日差しは強烈?東京と比べてみた

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こんにちは。子ども教育キャンバスのハルです。

「カナダの冬は本当に寒いの?」「季節ごとの気候はどう変化するの?」「日本から何を持っていくべき?」現地在住4年目、ECEという職業柄、毎日子どもたちと外遊びをしている私が、ハリファックスの年間の気温や気候、降雪量を日本(東京)と比較しつつ、冬の寒さ対策と夏の紫外線対策について主に紹介します。

この記事を読んで得られること

  • ハリファックスの気温、積雪量、紫外線量の推移が体感で分かる(東京と比較)
  • カナダの真冬を乗り越える服装やアイテムがわかる
  • カナダの真夏の日差し・紫外線対策に必要なアイテムが分かる

 

ハリファックスの四季と自然環境

ハリファックスは季節ごとに景色と気候が大きく変化します。各季節の特徴は次のとおりです。

Halifaxと東京の気温を比較。地上 2 メートル における 1 日平均の最高及び最低気温。 細い点線は、対応する体感温度。(Weather Spark*)*Halifaxは年間を通じて気温が低く、特に冬季の寒暖差が顕著。夏は東京より涼しく快適に過ごせる。

春(3〜5月):遅い春の訪れ

両都市とも気温は緩やかに変化しますが、Halifaxの方が全体的に気温が低く推移します。Halifaxは3月まで雪が残ります。

  • 気候: 3月は雪が残り肌寒いですが、4月後半から春らしくなり、5月には花や新緑が増えてきます。
  • 自然: 公園にチューリップなどが咲き、雪解けとともに街路樹も芽吹きます。
  • 子供向け: 外遊びが再開。土砂降りやさっと雨の日が降ることが多くなるので撥水・防水加工のジャケットまたはレインコートと長靴が活躍します。

    バターカップといわれるお花。暖かくなると芝生から顔をのぞかせます。

夏(6〜8月):過ごしやすくアウトドアを楽しめる

Halifaxは最高気温23℃程度で過ごしやすい一方、東京は30℃以上と暑くなります。Halifaxは湿度も低めで快適です。日の当たるところにいるとジリジリと焼かれるような日差しの強さがあります。日陰にはいると体感温度5度くらい下がります。

  • 気候: 最高気温25〜30℃、湿度低めで日本の夏より快適。日照時間が長く、8月が最も暖かく安定した天候。
  • 自然: 海や湖でビーチ遊びを楽しめます。水は冷たいものの、夏の砂浜での水遊びは子供たちに人気です。
  • 子ども向け:公立の小中学校の夏休みは7月初日から9月の1週目までお休みになることが多いです。

 

夏の海は日本に比べ冷たいですが、水温が温かいビーチもあります。

 

秋(9〜11月):紅葉の季節。ハリファックスの9月の気温=東京の12月の気温

両都市とも気温は緩やかに変化しますが、Halifaxの方が全体的に気温が低く推移します。9月のHalifaxは寒い日には10度前後になり、日本(東京)の12月の暖かい日の気温になります。11月には初雪の可能性があります。

  • 気候: 9〜10月は徐々に涼しくなり、10月中旬に紅葉ピーク。朝晩冷え込み、11月に初雪が降ることもあります。
  • 自然: 街も森も美しく紅葉します。
  • 子ども向け:リンゴ狩りやパンプキンパッチで秋の味覚も楽しめます。

葉が色づき一気に秋らしくなります。

冬(12〜2月):雪と氷の本格的な冬

最も大きな違いが見られる時期です。Halifaxは氷点下になり(最低-8℃〜-15℃)、東京は2℃〜9℃と比較的穏やかです。

  • 気候: 平均気温0℃前後と寒さ厳しく雪が多い季節。氷点下とプラス気温を行き来し、雪の後に雨が降ることも。一時的に-10℃以下まで冷え込む日もあります。
  • 自然: 辺り一面雪景色で、ソリ滑りや雪だるま作りなど雪遊びが日常になります。市内中心部には屋外無料スケートリンクも登場し、親子でスケートを楽しめます。
  • 子供向け: 学校は吹雪でも基本通常通り開校します。大雪の日は休校になることもあり、子供たちは外で大はしゃぎです。12月はクリスマス行事が盛り上がり、冬休み(約2週間)は家族で屋内プールやトランポリン、スキー旅行を楽しみます。

一晩で降ってこれくらいの積雪量です。歩くのが困難になるほど積もることはほとんどありません。

カナダ・ハリファックスで雪は東京より当然多い。でも北海道(札幌)よりは少ない

対象日を中心とする 31 日間のスライド期間における平均累積降雪量。(Weather Spark*)*Halifaxは冬季(12月〜3月)に大量の降雪があり、特に2月には最大で約254mmの降雪量を記録します。

  • 雪かき: 冬は一晩で15cm積もることも。朝は一軒家の場合は大人が玄関や駐車場を雪かきする光景をよく目にします。アパートに住んでいる場合は管理会社が対応するので、自分たちでする必要はありません。
  • 冬の通学: 吹雪でも子供たちはスノーブーツとスノーパンツに厚手コートで完全防備登校。積雪により路面凍結が心配される日は朝6時ごろに休校連絡が出ることが多々ありました。その年にもよりますが、Snow Day (学校が休校になる)のは10月から3月にかけてトータル2〜3回といったところでしょうか。

ちなみに、長野・北海道と比較したところ、Halifaxの降雪量は長野よりはたくさん降り〜北海道(札幌市)は少なめでした。

ハリファックスの紫外線量は東京より少ない!

東京のUV指数データ: Weather2Travel.com - 東京の気候 ハリファックスのUV指数データ: Weather2Travel.com - ハリファックスの気候

  • 東京は特に5月から8月にかけてUV指数が非常に高く、日焼けのリスクが高いことがわかります。一方、ハリファックスは夏季にUV指数が上昇しますが、東京ほどではありません。年間を通じて見ると、東京の方がUV指数が高い期間が長いため、日焼け対策がより重要といえそうです。これは意外でした!

ハリファックスで太陽にジリジリ焼かれる感覚になるのは空気が清涼、湿度が低いから

こちらは完全に私の感覚なのですが、ハリファックスで晴れた太陽の下にいると気温に限らずジリジリ、焦がされるような(!)感覚になることがあります。

実際4月に天気のいい日に子ども達が外出したら子ども達が若干浅黒くなって帰ってきたことがありました。そこで原因を調べてみました。

  • 紫外線量は主に太陽高度(緯度や季節)によって決まり、一般に赤道に近いほどUV指数は高くなります (who.int)東京の緯度はハリファックスより約8度低いため、理論上は東京の方が紫外線くなるそうです。ハリファックスでは日差しによる肌のジリジリ感が強いなあと思っていたのですが、調べてみたところ、大気中の微粒子や汚染はUV指数に影響を与える要因の一つであり(pubmed.ncbi.nlm.nih.gov)、都市部のスモッグや霞は紫外線をいくらか弱めます。ハリファックスでは空気が清浄なため、紫外線が直接肌に届きやすく「刺す」ように感じられるだそうです。
  • 東京の夏は湿度が高く、空気中の水蒸気や湿った微粒子が太陽光を拡散して柔らかくする傾向があります。一方、ハリファックスの夏は比較的乾燥しており、湿度が低いほど紫外線は直達光として強く届くことが知られています(link.springer.com

季節ごとの服装と必需品

  • 冬の防寒: 子供用スノーウェア(防水ジャケット&パンツ)やスノーブーツは必須。ヒートテック肌着や手袋・帽子・ネックウォーマーなど、日本製の高品質な防寒具を用意すると安心です。こちらは直接肌にふれるものは日本、かさばるものは現地調達でよいと思います。スノーウェアを持っている方はそれを持ってくるのも◎
  • 春秋の重ね着: 気温差が大きい春秋は重ね着で調節。薄手ダウンやフリースを組み合わせ、暑ければ脱げるように。雨が多いのでレインコートと長靴も忘れずに持参しましょう。現地のレインコートは重くて種類やカラーが限られるので、Patagonia, The North Faceなどのアウトドアブランドからシェルジャケットやレインコートを選ぶか、日本から持ってくることをおすすめします。ユニクロのライトダウンジャケットやライトダウンベストが大活躍します。子ども達は雨がふらない日はユニクロのフリースジャケットをよく着ていました。
  • 夏の紫外線対策: 日差しが強い日は帽子と日焼け止めを忘れずに。キャンプやハイキングでは虫除けスプレーも必携。汗をかいたら着替えられるよう、吸汗速乾の服や予備の着替えも用意しておきましょう。湿度は低くカラっとしているので、日本よりは汗をかきません。

芦屋ロサブランの完全遮光の帽子。直射日光の元でも、しっかり日差しを遮ってくれる。

モンベルの日傘。骨もしっかりしているので、風が強い日でも壊れずにいてくれます。

 

日本で人気のLa Roche-Posay(ラロッシュポゼ) の日焼け止め兼化粧下地。カナダにも同ブランドの日焼け止めがありますがホワイトやピンクは取り扱いなし。

  • 学校ランチ: 小学校ではお弁当持参が基本。保温弁当箱や魔法瓶を使えば温かいスープやお茶も持たせられます。我が家ではこちらのアイテムが大活躍しています。

サーモスのスープジャー。マイナス10度を下回る日にも、あたたかいスープやカレーを食べることができます。キャンプのときのうつわとしても大活躍。

上記のスープジャーを、このカバーにいれると温度をほぼそのままキープしてくれます。スプーンの先がまっすぐなので、ジャーの底にあるご飯をきれいにすくえて食べやすいです。


  • 室内の乾燥対策: 暖房で乾燥しやすいので、小型の加湿器や子供用保湿クリームがあると冬の肌ケアに役立ちます。こちらもハリファックスで手に入ります。保湿クリームはハンドグリームなどは日本製品は限られるので、こだわりがあれば日本から持ってくればよいと思います。

ユースキンのハンドクリーム。大型アジアンスーパーでは取り扱いがありますが、写真と同じ容量の商品で1500円くらいします。

カナダに住んでる人=寒さに強い人と思われがちですがそんなことありません。むしろ真逆で、カナダに来る前は東京の戸建て暮らしで、新築にも関わらずしもやけができるくらいの寒さに弱い体質でした。更には晴天を浴びると発疹ができるという敏感肌…そんな私でも上記の対策をすることで年中快適に過ごせています!

さらにカナダの建物の室内は温かいので真冬でも室内は着込む必要がありません。むしろ家のタイプによっては半袖で過ごせることもあります。冬の寒さが心配な人に言いたい。「外は確かに寒い。でも適切な装備をすればそこまで寒くないし、家にいる間は温かいのでトータルで日本(東京)よりも快適に過ごせるよ!」^^

 

  • この記事を書いた人

Haru

2021年秋にカナダ・ハリファックスへ家族5人(未就学児〜小学高学年の子ども3人と夫)で移住。語学学校とカレッジを経て、2023年より現地のデイケアでECE(保育士)としてフルタイム勤務。2024年春に永住権取得。 当ブログ「子ども教育キャンバス」では、カナダハリファックスを中心とした生活情報や子育て関連情報を現地からお届けしています。 子どもを連れて日本を飛び出し、海外でゼロから生活基盤を立ち上げて暮らすことは、真っ白なキャンバスに絵を描いていくようなもの。このブログを通して一人ひとりが思い描いた生活を実現できるお手伝いができると嬉しいです!

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