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カナダ留学のための家探しのダンドリは?必要書類やポイントも紹介

カナダ留学を考えている人にとって、家さがしは現地での生活の質を左右する重要なステップ。特に初めての人にとっては「家さがしは日本と違う?」「家さがしの流れは?」など気になることも多いと思います。この記事では、カナダの家さがしの基本的な進め方や、ノバスコシアの家賃相場、間取りの呼び方、さらに必要書類や段取りの要点を紹介します。なお、本記事ではアパートやコンドミニアム(日本でいうマンション)に限定して説明しています。親子留学検討中の方にも向けて説明しているので、参考にしてみてください。

カナダで家探しするときの心構え

日本では不動産業者を通じて部屋探しをするのが一般的ですが、カナダでは自分で直接オーナーや賃貸管理会社にコンタクトを取り、実際に物件を見て決めるのが基本です。なので、疑問や不安点はしっかり相手に伝えて確認をする、ときには交渉をすることも想定しておくことが大切です。

ハリファックスの賃貸物件相場

ハリファックスでは人口増加が著しく、空きがあってもすぐに埋まってしまうことが多いです。そのため、立地や家賃など、住みたい家の条件をあらかじめ優先順位付けしておくことをお勧めします。家賃も高騰しているので月2,000〜3,000ドルと思って探されることをおすすめします。

家賃タイプ 月額(C$)
1Bed(ハリファックス中心地) 2,012.41
1Bed(ハリファックス郊外) 1,628.57
3Bed(ハリファックス中心地) 3,269.57
3Bed(ハリファックス郊外) 2,695.22

出典: Cost of Living in Halifax (NUMBEO)

 

家賃以外にかかる光熱費、交通費、食費などの相場はこちら

1Bed/2Bedとは?

「1Bed」とは、独立したバスルームとベッドルームを持つ物件で、キッチンがリビングルームから独立しているか、オープンになっているものを指します。2Bedは独立したベッドルームが2つある物件です。入居人数が3名以上の場合は原則2 Bed以上の部屋を探すことになりますが、お子さんの性別や年齢によっては1 Bedでも入居できる場合があります。

優先順位付けをすることで家さがしの着地点を見据えておく

お金があるに越したことはありませんが、固定費なのでここは何とか抑えたい!と思っている人はあらかじめご自身の中で絶対譲れない点と妥協できる点を決めておくことで、着地点が見えてくると思います。参考までに親子留学のケースでの例を載せておきます。

絶対譲れない点の例(親子留学の場合)

  • 自分が語学学校に行き、子どもが学校に通うので、語学学校と子どもの学校送迎が車なしで両立できる場所がいい
  • 中学生の子どもが一人で学校に通えるように学校にできるだけ近くがいい
  • 折角カナダに来たので英語を第一言語としている子が沢山いるエリアに住みたい(大学、大学院、語学学校の近くの家は留学生やその家族の比率が高くなります)
  • 車なし生活前提なので、バス停やスーパーが近いところがいい

妥協できる点の例(親子留学の場合)

  • バスを乗り継いでもいいから学区内の範囲で家賃ができるだけ安いところにしたい
  • 共同の洗濯室でもOK(母子留学で少量の衣類だと毎日洗濯しないと思うので共同洗濯室でも不便はなさそう)

家探しに必要な書類

  • パスポートのコピー(1枚目のみでOK)
  • ビザのコピー(バーコードあり)
  • 銀行の残高証明(英文)

残高証明は学生ビザ申請時に使用したもので問題ありませんが、相手の会社や審査フェーズによって最新版が必要になる場合があります。

家探しのダンドリ

1.サイトから家を探す

ポータルサイト:Kijiji, Rentals, RentCafe

不動産会社:Northpoint Properties, MetCap, Universal

2.問い合わせをする

空き状況、入居可能時期、内見希望または入居申請の意思を伝える

3.内見※任意

水回り、空調、ランドリー、セキュリティを確認

4.入居申請(Application)

本人氏名、現住所、電話番号、メールアドレス、職業、残高証明、ビザの種類(有効期限など)を伝える

→入居審査のプロセスに進みます。

5.デポジット(敷金)の入金

入居申請が無事承認されたら、物件を押さえるためのデポジットを入金

6.本申込み

Webサイトまたは書面で本申込みを進める

7.電気の開通申し込み

NS Powerに電気の開通を申し込む

8.賃貸保険の加入

Webで加入可:DUO

9.住まいへ入居

不動産会社オフィスで利用方法を説明され、鍵を受け取る

親子留学でお子さんが現地校に通う場合

お子さんの学校への登録には、その学区に居住していることを証明する資料が必要です。賃貸保険と電力会社への登録をすることで初回の請求書が届き、それを居住証明として提示することができます。逆にいうと家が決まっていないと学校登録ができない=お子さんは学校へ通うことはできません。(Airbnbやホテル滞在では学校登録不可)

スムーズな家探しのポイント

現地の電話番号を持っていると入居申請が承認されやすくなります。なのでスムーズに家を決めたい場合は現地に来てホテルやAirbnbなどに滞在しながら家を決めるか、日本から現地のエージェントに家さがしサポートを依頼することをお勧めします。親子留学の場合、お子さんの学校登録には上記のように居住証明が必要になるので、現地にきてから家さがしをするまでは家が決まり必要書類が揃うまでは学校登録・通学スタートまで時間を要することを念頭においておく必要があります。カナダ・ハリファックスでの家探しは、入念な準備と迅速な行動がポイントです!

この記事が家探しの一助になれば幸いです。

(疑問・質問などあればお気軽にコメントください)

 

  • この記事を書いた人

Haru

2021年秋にカナダ・ハリファックスへ家族5人(未就学児〜小学高学年の子ども3人と夫)で移住。語学学校とカレッジを経て、2023年より現地のデイケアでECE(保育士)としてフルタイム勤務。2024年春に永住権取得。 当ブログ「子ども教育キャンバス」では、カナダハリファックスを中心とした生活情報や子育て関連情報を現地からお届けしています。 子どもを連れて日本を飛び出し、海外でゼロから生活基盤を立ち上げて暮らすことは、真っ白なキャンバスに絵を描いていくようなもの。このブログを通して一人ひとりが思い描いた生活を実現できるお手伝いができると嬉しいです!

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