親子留学とお金

いつ何をした?カナダ・ハリファックス親子留学のダンドリまとめ

我が家は、2021年の8月末にカナダのハリファックスに家族全員で移住しました。
このページでは、親子留学までにしたことを紹介したいと思います。親子留学を検討されている方は、段取りの参考になれば幸いです。

STEP1:親子留学の目的を考えて条件を導き出す(渡航1〜2年前)

我が家の場合は多様な環境のなかで子育てをすることで、子ども自身の視野を広げてほしいと思っていました。バイリンガルにしたい!という野望(?)も特にありませんでした。

とにかく「(日本の)当たり前」が崩れ落ちる体験をできる環境を求めていたので、できるだけ多民族な雰囲気のある国が条件でした。治安が良いことは大前提だったのですが、マレーシアも候補に挙がりましたが下の娘が喘息持ちでヘイズ(野焼きによる煙霧)が心配だったので対象から外れました。

また、子どもが3人いたので子どもの学費が無償になるエリアを調べてカナダのノバスコシア州かケベック州に絞られました。

まとめると、我が家の場合は「治安・空気」「子どもの学費無償」が条件になりました。なお「しっかり英語を勉強させたい」となるとインターナショナルスクールや私立の学校を選ぶ方が多いと思います。実際、カナダでも公立小学校を卒業したあと私立の中学校に進学した家族もいました。

 

目的別の進路の方向性

キャリアチェンジ・永住権を目指す場合:大学・大学院・カレッジ

英語を勉強したい・子育てを最優先する場合:語学学校
※ノバスコシア州では保護者がフルタイムで大学・カレッジ・語学学校に通えばお子さんの公立小・中・高校は無償になります

STEP2:情報収集エージェントさん探し(〜渡航1年前)

ここはSTEP1とほぼ同時進行でした。というのも、情報を探す過程でエージェントさんのWEBサイトから情報収集をすることが多かったからです。

我が家の場合は、ノバスコシア州の留学エージェント会社を2つ見つけそれぞれの代表の方による無料個別相談を受け、語学学校の相見積もりもお願いしました。海外に長期滞在した経験が夫婦ともになく現地生活に不安があったので、「現地に代表者がいるかどうか」を重要視して、現地拠点のエージェントさんに決めました。

 

情報収集方法とエージェントさんの選び方

情報収集方法:大使館主催の留学フェア、本、雑誌、エージェント

内見や契約交渉など家探しを手伝ってほしい場合、現地サポートをしてほしい場合:現地に拠点をおいているエージェント

まずは色々な国・エリアを比べたい場合:日本拠点のエージェントさん(現地スタッフに別途現地でのサポートをお願いできることもありますが、サポート内容の認識に齟齬が生じるケースがあるようなので事前確認をオススメします)

 

STEP3:語学学校の学費支払い、ビザ申請(〜渡航1年前)

子どもの学費を無償にするには親が就労ビザまたは学生ビザを保持する必要があります。学生ビザを申請するには語学学校が発行する入学許可証(a Letter of Acceptance:通称LOA)が必要なのでまず学費の支払いをしました。その他、学生ビザ申請に必要な銀行の残高証明を取り寄せるなどしました。

※2024年8月追記:現在は学生ビザを申請するためにprovincial attestation letter (PAL) という州からの認証レターが追加で必要になっています。最新情報はこちら(カナダ政府ページ:英語サイト)をご覧ください。

 

カナダの学生ビザ参考情報と一次情報

ビザ申請費用;学生ビザは1人150ドル

ビザが下りるまでの期間;3ヶ月前後(世界情勢の変化による移民受け入れ、個人によります)

ビザプロセスタイムの確認用のカナダ政府サイト(英語サイト)
Temporary residence / study permitを選択すると所要期間が表示されます。

学生ビザ費用書類を説明したカナダ政府のページ(英語サイト)

ビザ申請はオンライン上でアカウントを作り自分で進めることもできますが、我が家の場合は、夫は仕事で忙しく私は渡航までにできるだけ英語力を身に着けるためにIELTSの受験勉強に専念したかったこと、また「餅は餅屋」で着実に進めたかったので、エージェントさんに紹介してもらった現地のビザコンサルタントさんにお金を払って申請代行をお願いしました。

 

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STEP4:家さがし (〜入居希望月の半年前)

一般的には入居希望月の3〜4ヶ月前が推奨されていますがカナダ・ハリファックスは物件不足なので早めに動きだすことをおすすめします。契約の際には英語に翻訳された残高証明、パスポート、ビザ査証の提示が求められました。

家さがしは、Kijijiという不動産サイトで検索しました。グーグル・マップのストリートビューで環境をイメージしながら候補リストを作りエージェントさんに内見や契約交渉をしてもらいました。

 

カナダの物件検索サイトKijiji

物件検索サイトKijij(英語サイト)
Real Estate>For rent を選択すると物件情報に絞られます→追記:現在Kijijiは日本からのアクセスが制限されているようです。日本からできる家探しの方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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STEP5:チケット手配、日本の家をどうするか検討する

ビザが下りたら、いよいよ渡航日が決定します。
保育園や小学校へ最終登園・登校日の連絡をしました。
我が家は持ち家だったので賃貸に出すか売却かで迷いましたが、現地での生活に集中したかったので売却してその利益を現地生活の資金にしました。

 

STEP5:カナダの家の賃貸契約、保険契約

カナダの家の賃貸契約をエージェントさんに間に入ってもらいながらしたので、とてもスムーズでした。
保険もGuard.meとマニュライフ(Manulife) 社のCoverMeの2つを紹介され前者のマニュライフ社と契約しました。
約1年の契約で家族5人分で$1971ドルでした。日本の保険会社に比べるととても安い!

 

大人2人、子ども3人の1年分でこのお値段

 

 

STEP6:荷造り

手放せない、一生モノの家具は夫の実家にヤマト運輸の引っ越し便で送ってもらいました。
日本語環境を維持するために家にあった日本の絵本、文庫本、歴史マンガなど約300冊を厳選して、郵便局の特別郵袋印刷物(船便)で発送したので7万円くらいで済みました。その他の荷物はすべてスーツケースや段ボールに入れて運ぶことにしたので特に費用はかかっていません。

当時は機内に1人2箱まで持っていけたので、スーツケース3個と段ボール7個に河童橋で買った調理道具や日本製マスクや下着・衣料品、お気に入りのおもちゃを詰め込んでいきました!

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いかがでしたか?参考になれば幸いです!

 

  • この記事を書いた人

Haru

2021年秋にカナダ・ハリファックスへ家族5人(未就学児〜小学高学年の子ども3人と夫)で移住。語学学校とカレッジを経て、2023年より現地のデイケアでECE(保育士)としてフルタイム勤務。2024年春に永住権取得。 当ブログ「子ども教育キャンバス」では、カナダハリファックスを中心とした生活情報や子育て関連情報を現地からお届けしています。 子どもを連れて日本を飛び出し、海外でゼロから生活基盤を立ち上げて暮らすことは、真っ白なキャンバスに絵を描いていくようなもの。このブログを通して一人ひとりが思い描いた生活を実現できるお手伝いができると嬉しいです!

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