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ノバスコシア州ハリファックスでの生活利便性は?小中学生の娯楽は?

カナダ東部に位置するノバスコシア州。交通手段や小中学生の娯楽など、実際に数年生活していて感じたことをお伝えしながらノバスコシア州の魅力に迫ります。「寒すぎないか心配」「生活はできる?」「どんなことが楽しい?」「日本食は手に入る?」といったことが気になる人はチェックしてみてください。

ノバスコシア州の位置・州都ハリファックスはカナダ東部最大の都市

ノバスコシア州は、カナダ東部の大西洋岸に位置する半島状の州です。面積は約55,284平方キロメートルで、日本の四国とほぼ同じ大きさです。州都ハリファックスは、カナダ東部最大の都市として知られています。

ノバスコシア州の冬はカナダの中では温暖

気候は海洋性気候に属し、四季がはっきりしています。夏は比較的涼しく、冬は穏やかです。平均気温は夏が20から28℃程度、冬が-5℃から0℃程度で、日本と比べると夏は涼しく、冬はやや寒いと言えるでしょう。だいぶ寒いと思われがちですが、ハリファックスに住んで数年目経ちますが一番寒い1〜2月でも−10℃から−15℃が数回ある程度です。ちなみに大雪が降ると学校が休校になり職場はリモートワークになることが年数回あります。

スノーデイで休校が確定した日の朝

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ハリファックスは自然と都市機能がコンパクトにまとまっている

ノバスコシア州、特にハリファックスの最大の魅力は、豊かな自然と都市機能が見事に調和している点です。街のいたるところに緑があり、サウスエンドにあるポイント・プレザント・パークのような大きな公園も存在します。自然を楽しみながらの散歩、ランニング、犬の散歩、自転車に乗った子供たちにとって絶好の場所となっています。

また、同じくサウスエンドにはウォーターフロントがあり、海を身近に感じることができます。山こそありませんが、海と緑の両方を楽しめるのがハリファックスの特徴と言えるでしょう。

このような環境は、自然が好きな人や散歩が好きな人、自転車に乗るのが好きな人、アウトドア派の人々にとって理想的です。家族で自然を満喫しながら、英語環境に身を置くことができるのは、留学先としての大きな魅力と言えるでしょう。

ポイントプレザントパーク

ハリファックスの交通事情と生活の利便性は良好

ハリファックスには電車こそありませんが、バスとフェリーが主要な公共交通機関として機能しています。ダウンタウンではバス停は細かく設置されており、約15分間隔で市街地では頻繁に運行されています。

ハリファックスダウンタウンの中心地

ただし、郊外に行くとバスの間隔が開いたり、通らない場所もあるので注意が必要です。例えば、ローレンスタウンのような郊外では公共交通機関が限られるため、車があると生活の幅が広がります。車を持たない場合でも、カーシェアやレンタカー、タクシー、さらにはUberなどのサービスも利用できます。

特にダウンタウンは車がなくても生活は十分にできますが、特に家族で留学する場合は、車があると行動範囲が広がり、より充実した生活を送れる可能性が高くなります。

ダウンタウンから車で40分のところにあるキャンプ場

ハリファックスの小中学生の娯楽はある程度絞られる

小中学生の娯楽については、日本の特に都市圏とは少し異なる環境です。例えば、日本でよく見られるゲームセンターのような施設はハリファックスにはありません。代わりに、図書館にパソコンがずらりと並びオンラインゲームへアクセスできます。PS4の貸出もしていて、マインクラフトやフォートナイトが時間制でできるので、友達や親子で楽しむことができます。

ハリファックス中央図書館。飲食できます。カフェもあり。

ショッピングについては、ハリファックスショッピングセンターが主要な場所となっています。ZARAやリーバイス(Levi's)、H&Mなどの服飾店、Sephoraのような化粧品店が入っています。フードコートには、Macdonalds, Tim Horton, Taco Bellなど、多様な飲食店があります。

ただし、日本の大型ショッピングモールと比べると、エンターテイメント施設は少ない傾向にあります。これは、アウトドア活動や地域のコミュニティイベントに参加する機会が多いノバスコシア州の生活スタイルを反映しているとも言えるでしょう。

ゲームセンターはありませんが、映画館はあります。中学生が1人8ドルから映画を見ることができるので、日本よりリーズナブルな設定になっています。ディズニー映画やジブリなどももちろん全て英語ですが大画面でポップコーンを食べながら見ることができます。

小中学生にとっては、この環境の違いが新鮮な体験となり、新たな興味や趣味を見つけるきっかけになるかもしれません。自然を活かしたアクティビティや、地域のスポーツクラブへの参加など、日本では経験できない活動に挑戦する良い機会となるでしょう。娘はサーフィンという新しい趣味に出会いました。(ボードとウェットスーツを貸出してくれるビーチがあるので、買う必要もありません。)

 

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日本食・スキンケア用品を多く扱うスーパーがオープン

今年になってハリファックスのダウンタウンエリアに大規模に日本食を扱うお店がオープンしたので、日本のお米、調味料、納豆が手に入るようになりました。セブンイレブンブランド、NISSINのカップヌードル、ビオレ、サニタリーグッズやスキンケアパックなどもあります。以前は日本食を探してあちこちのこじんまりした商店や類似品で凌ぐ、といった工夫をしていたのですが、その必要はなくなりました。もちろん価格は日本で買うより高いのでやりくりは必須です。

E-Joy Foodmart にて

まとめ

ノバスコシア州ハリファックスへの親子留学は、豊かな自然環境の中で英語を学びながら、新しい文化や生活様式に触れる素晴らしい機会です。都市機能と自然の調和、多様な文化が尊重されている社会は、家族での長期滞在に適しています。また、最近では日本食へのアクセスも良好になりました。

確かに、最先端の文化芸術、エンターテイメントの面では日本の都市圏とは異なる点もありますが、それは新たな楽しみの発見や成長のチャンスでもあります。そのように考える人にとっては、ノバスコシア州での生活は、家族全員にとって貴重な経験となり多様な視点を養う絶好の機会となるでしょう。日本での今の暮らしと同じレベルの生活というよりは自然を愛し、新しい挑戦を楽しめる人にとって、ノバスコシア州は理想的な留学先となると思います!

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  • この記事を書いた人

Haru

2021年秋にカナダ・ハリファックスへ家族5人(未就学児〜小学高学年の子ども3人と夫)で移住。語学学校とカレッジを経て、2023年より現地のデイケアでECE(保育士)としてフルタイム勤務。2024年春に永住権取得。 当ブログ「子ども教育キャンバス」では、カナダハリファックスを中心とした生活情報や子育て関連情報を現地からお届けしています。 子どもを連れて日本を飛び出し、海外でゼロから生活基盤を立ち上げて暮らすことは、真っ白なキャンバスに絵を描いていくようなもの。このブログを通して一人ひとりが思い描いた生活を実現できるお手伝いができると嬉しいです!

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